夫は一日に二箱くらい煙草を吸っていました
付き合った当初は今ほど分煙が騒がれていない時代だったので、夫の喫煙自体まったく気になりませんでした
夫の煙草が迷惑だと思ったのは、私が妊娠してからです
私が妊婦になったということは、当然夫は煙草を控えてくれるものだろうと思っていました
しかし、控えるどころか今までどおりにリビングで煙をプカプカ
洋服や壁にも煙草の臭いが付いてしまうので、ベランダで喫煙するようにお願いしました
夫はその場で了解はするものの、しばらくすると部屋で喫煙が復活
子供が生まれてからは、さすがにもう部屋では煙草を吸わないだろうと思っていました
ところが、一向にやめる気配もないので、私は子供の健康を考慮して、別居を提案しました
夫がどうしても煙草は止められないというので、仕方なくそうしたのです
その後、別居期間が長く続き、もう解決できなくなってしまったので、離婚することになりました
離婚する時には、もう夫に対する未練も怒りも何もありませんでした
長い別居と言う冷却期間によって、夫婦間には何の感情もなく、離婚届にはお互い淡々と判を押しました
離婚はまったく後悔していません
今の私があるのは、離婚を経て強くなれたからです
家族の健康を考慮して暮らしていくのが当然のことなので、別れて正解だったと思います